これまで岩手県内の沿岸被災地支援を続けてきている盛岡パイロットクラブ。姉妹クラブである仙台・宮城を訪問し、復興の現状を学んできました。
盛岡メンバー15名は、仙台駅で仙台PC嶺会長をはじめとする7名の皆さんと合流し、バスで荒浜地区へ出発。まずはご当地名物で腹ごしらえと、いくら丼をいただきました。
その後またバスに乗車し、仙台PC・鬼澤会員の被災当時のお話や、一力会員の作ってくださった資料を基に改めて被災状況を学びました。
その後、「千年希望の丘」を見学。リアス式海岸で、海のすぐそばまで山が迫っている岩手県と異なり、仙台平野は高台・山までが遠く、あたり一面が同じように浸水しているのが特徴です。
その後閖上地区に移動。
地域で唯一の高台と言える「日和山」ですが、ここも頂上より2.1m上まで浸水したことが、松の木の傷からわかっているそうです。
お社ももちろん流されていました。
閖上地区は、「貞山運河を超えて津波が来ない」という言い伝えがあり、避難が遅れ、被害が拡大したことなど、ご自身も津波がくる10分前まで近くにいた語り部さんのお話は、心に迫る物でした。
この後ご一緒した福島パイロットさんの、原発の影響の大きさと言い、まだまだ支援が必要だと感じて帰ってきました。